お部屋の乾燥対策

快適温度で心地よく
      お部屋の乾燥対策

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肌への負担をかけたり
ウイルスの繁殖を招いたりと
乾燥した空気は体にさまざまな
悪影響を与えます。

普段からお部屋の湿度に気を配り
健康的な空間をつくっておくことが大切です。

【乾燥によって起こるトラブル】

●空気中のウイルスが活発になる●

ウイルスが持っている水分が
乾燥した空気にさらされ
蒸発して軽くなる事で
空気中を浮遊する時間が長くなります。

高温・多湿の夏よりも
長く生存できるようになるため
感染力も強くなると言われています。

●のどの痛み・ドライアイの原因に●

のどを守っている粘液が乾燥によって
減ってしまうため痛みやイガイガした
感覚が起きやすくなります。

また、強すぎる空調によって
部屋が極端に乾燥すると、目の表面が乾いて
ドライアイになりやすくなります。

●肌のバリア機能の低下●

肌への刺激を防ぐバリア機能の
働きが大きく鈍化してしまいます。

紫外線やハウスダストによる
ダメージをダイレクトに受けやすくなり
肌荒れだけでなく、しわやシミなどといった
お肌の老化の原因にもなります。

●「隠れ脱水」を起こす可能性も●

空気が乾燥すると、皮膚や粘膜、
呼吸などから、知らず知らずのうちに
水分が失われていきます。

これを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」
と言います。1日に最低1,000㎖の水分が
不感蒸泄によって失われており
脱水症状の原因になる場合も。

【冬の快適温度はどのくらい?】

一般的に室内で快適に過ごすことができる
湿度は40~60%の範囲と言われています。

40%以下になると、肌の乾燥や
のどの痛みを感じやすくなります。

また、風邪やインフルエンザなどの
ウイルスの活動が活発になり
感染症にかかるリスクが高まります。

逆に60%以上になると
ダニやカビなどが繁殖しやすくなるため
湿度の上げすぎにも注意しましょう。

●乾燥対策①●

加湿器は効果的に使う

窓やドアなどの出入り口に近い場所に
置くと湿気が出ていってしまうため
なるべく部屋の中央付近に置きます。

小さいタイプの加湿器を使う場合は
低温になりやすい床に置くと十分に
加湿ができない場合があるので
70~100㎝の高さに置くのがおすすめです。

●乾燥対策②●

窓を結露させない

実は窓の結露は部屋が乾燥しているサイン。
窓が「除湿器」の役割を果たしてしまって
いるので、部屋の水分を奪い取り
いくら加湿しても意味がなくなります。

ホームセンターなどで手に入る断熱シートや
厚手のカーテンを使って、窓と部屋の間に
ワンクッションを。

●乾燥対策③●

フローリングを水拭きする

モップや雑巾などを水でかたく絞り
フローリングを水拭きします。

水分がゆっくりと蒸発して部屋全体に舞うため
バランスよく保湿することができます。

さらに、ハウスダストやウイルスを除去
しながら湿度を上げることができるため、
一石二鳥です。

●乾燥対策④●

観葉植物を置く

植物は根から吸収した水を
葉から蒸発させます。

置いておくだけで空気中に水蒸気を
放出するので、天然の加湿器のような
役割をします。

成長が早く水を吸い上げる力が強い植物や
葉が大きい植物ほど、より多くの
水分が蒸発するので加湿効果も高まります。